学校長あいさつ
principal message
ようこそ、松阪商業のホームページへ。
本校は今年度で105周年。「地域社会に貢献する実践的な職業人の育成」を使命に掲げ、常に時代の変化を見据えながら、商業教育の最前線を歩んできました。
令和6年度から、文部科学省より「DXハイスクール」の指定を受け、地域に根ざしたデジタル教育と探究的な学びの融合を推進しています。AI・データ・ICTの活用が前提となるこれからの社会をたくましく生き抜くために、確かな“未来を拓く力”を育成しています。
今、私たちは「次の時代」を見据えた新たな挑戦を続けています。
地域の未来を担う「まちのリーダー」へ!
―自ら課題を見つけ、仲間とともに解決に挑む力を
変化の激しい現代社会では、「正解のない問い」と向き合う力が求められています。
松阪商業は、生徒一人ひとりが地域社会の一員としての自覚をもち、地元・松阪地域の課題に主体的に取り組む力を育てています。
また、他者の思いや立場を理解し、多様性を受け入れる人権感覚を兼ね備えた人材に育ってほしいと願っています。
3年生の「課題研究」では、企業・行政・NPOと連携した実践型の学びを通して、実社会に貢献する力を養います。地域の“課題”を自らの“探究テーマ”として捉え、解決に向けて考え、行動する。そこには、社会参画に向けた本物の学びがあります。
資格取得で未来を拓く!
―商業高校だからこそできる、実学とキャリア形成の両立
松阪商業の強みは、「現場活用できる力」を身につけられることです。
日商簿記・情報処理・ITパスポート・英語検定など、資格取得を通じて確かなスキルを養成し、将来に備えます。
令和6年度の卒業生は、就職率・進学率ともに100%の進路決定率を達成しました。これは、生徒たちの努力と、教職員の本気の支援が形になった結果です。
地元企業との強固な信頼関係に基づく就職実績と、商業高校の特色を生かした推薦制度による進学実績。商業高校で学ぶからこそ拓ける「可能性」があります。
教職員がチームとなって!
―「誰ひとり取り残さない」ための挑戦
すべての生徒が「自分らしく輝ける」学びを実現するために、本校では教職員一丸となって教育活動の改善に努めています。
日々の授業を見直し、組織として成長を重ねながら、「人権尊重の精神」に根ざした学校づくりを進めています。
生徒の個性や課題に応じた重層的な支援体制の構築も進行中です。担任だけに任せるのではなく、「全員で支える」学校をめざします。すべての生徒の可能性を最大限に引き出す、「誰一人取り残さない」教育の追求です。
松阪商業は、地域とともに歩み、地域の未来を創る学校です。
これからも、地域の子どもたちが「このまちで学び、このまちを愛し、このまちに貢献したい」。そう思える教育を地域の皆さまとともに築いてまいります。
どうか、私たちの取り組みに温かいご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
学校長 錦織 厚史
設立当時の校訓
school motto
- 忠孝一本ノ大義ヲ重ンスヘシ
- 自彊息マス誠実ヲ旨トスヘシ
- 時代ニ適応スル良賈タルノ覚悟ヲ持スヘシ
大正九年十二月 渋沢栄一書
学校目標
purpose of school
「自己指導能力を高めよう」
自己指導能力とは、その時、その場でどのような行動が適切であるか、自分で判断し、決定して実行する能力。
- やろうとする意欲に燃えている。
- 問題の所在に気づき、正しい判断ができる。
- 目標を持ち、計画的な生活が送れる。
- 自分の役割を自覚し、責任を持って成し遂げる。
- 積極的・継続的・協調的に問題に取り組む。
- 活動を評価し、修正する。
教育目標
educational goals
- 生徒・教職員が「誇り」をもち、保護者・地域から「信頼」される学校。
- 生徒一人ひとりの自己指導能力(そのとき、その場で、どのような行動が適切であるか、自分で判断し、決定して実行する能力)を持った生徒を育成する。
- 授業改善に取り組み、わかる授業を展開し、生徒の学力を伸長させる教職員。
- 共通認識をもち、それぞれの個性を生かしつつ組織力を高め、生徒に向き合い、きめ細かい指導を行う教職員集団。
努力目標
efforts target
- 授業改善に取り組み、わかる授業を展開し、生徒の学力を伸長させる。
- 生徒の自己指導能力を高める。
- 生徒が自己実現に向けた進路決定ができるようにする。
- 商業や英語関係の高度な資格取得に一層取り組み、進路決定につなげていく。
- グローバル教育を推進するため、海外研修旅行や国際交流を充実する。
- 生徒にわかる授業を展開し、学力向上につなげるため、全教職員が連携して授業改善を推進する。
- 基本的な生活習慣や社会的規律・礼儀を身につけ、心身ともに健康な生徒を育成する。
- 外部の関係機関と連携して教育活動を行うことで、生徒が現実の社会のなかでビジネスを学ぶ場を創出するなど多様に学ぶ機会を保障するとともに、地域から信頼される学校づくりを推進する。
- 教職員の総勤務時間の縮減等働きやすい職場環境づくりを行い、教職員の一層の資質向上に取り組み、質の高い教育を目指すため、次の取組を行う。
- 定時退校日の設定(月1日)
- 部活動休養日の設定(週1日)、より効果的な練習内容の精査による活動時間の設定等「三重県部活動ガイドライン」に基づいた適切な部活動運営。
- 会議時間の短縮(会議スマートルールの適用。) 開催時間は1時間以内を目指す。
- 休暇取得日数の増加(休暇を年に1日多く取得)
- 1月あたり80時間を超える時間外労働を行うのべ教職員数の減少。
- 学校の教育活動の情報発信を充実。
出身中学校別生徒数
alma mater
校歌 & 応援歌
school song
辻原 正義 作詞 / 浜田 荘二 作曲
堀坂の 嶺の雲白く
流れては 青き笹川
野に騰る風はさやかに
あゝわれら 若人われら
高遠の 高遠の真理を仰ぐ
松群に陽の匂うとき
輝きて 古き城跡
しずかなる貌あげて
あゝわれら 若人われら
生産の生産の科学を究む
翔けゆくは 鷗 か遠く
潮鳴りて 大口の浦
みはるかす 天は茜に
あゝわれら 若人われら
清純の 清純の精神に燃ゆる
地に咲き燃ゆる紅の
花の赤きは我が心
巌も砕く狂瀾の
強気は我の心なり
赤き強きを誇りにて
松商の健児立たんかな
暁覚めし伊勢の海
今し潮の高鳴れば
男児の胸に青春の
雄々し血潮の脈の音
ああ覚めぬ間の一瞬を
奮いて男児立たんかな